ニュージーランドでの生活

クライストチャーチ(南極に行く船が最後に給油する地、ニュージーランド)に永住。 日常を書く

無知


昨日 何の気なしにつけっぱなしのテレビの番組で ヒドイつわりの話をしていた・・・。

アメリカの Talk Showの Dr Phill。

その番組で 妊娠時につわりがひどくて バスルームの床で 毎日を過ごしている ドキュメンタリー画像が流れて・・・。

あらら・・・ あれは 昔私が妊娠した時と同じだ〜!!
と 今度は テレビに膝をにじり寄せて 見入った。

それは つわりと呼ばれる物と全く違う物で 今は 100人の内2人は つまり 2%の人が この病に悩まされると言う物だった。

そして それは 非常に危険な病でもある。
と言うのも 1日中 昼夜構わず ヒドイ吐き気が続き・・・ その内 ヒドイ脱水症状に陥り・・・ 肉体的に急激且つ 過激な衰弱が起こり それに伴い 精神的な混乱と ヒドイ鬱状態にまで 陥る。

そこまで来ると まともな精神状態を維持できなくなり 肉体的な衰弱と共に 精神的にも危険な状態に陥ると言う 専門医のコメントがあった。

アメリカの専門医の中では この病に対処する治療方法が今では かなり開発されているとの事。

吐き気止めの薬は 胎児に影響する為 細心な注意をはらいつつ 薬の投与がなされたければならないとの事。

ヘタをしたら 胎児 どころか 母体まで殺してしまう危険性もおおいにあるとの事。 衰弱しきっている 母体が些細な事で 死んでしまうのも 理解できる。

アメリカのあるインテリ中年女性が数年間 妊娠の治療をして、やっと 妊娠出来た。 しかしその女性はヒドイつわりの その病になり まともな思考能力を失った時に 医者から堕胎を勧められそれにサインしたとして 子供の父親から 訴えられ 子供を産んでから 彼女は子供に対しての危険人物とされ 監獄生活をしている。

私が 妊娠していた時 妊娠6ヶ月で 体重が39kgまで下がり(普通体重55kg)胎児の心音が聞こえず 毎日 医者に堕胎を勧められたのを思い出した・・・。

毎朝 入院している間 回診に来る医者が 母体を救う為にも 下ろした方がいいよ・・・。

と言うのだ。

声を出す気力を失った程 精根尽き果てた 私は 首を横に振るだけが 母として子供を守る事だった。

あの時は なぜか・・ 子供が死ぬ時は 私の死ぬ時であると思っていた。
自分が生きる事は これっポッチも考えていなかった・・・。

しかし お金が全然なかった あの当時 入院ばかりしている身分でもなかった・・・。

電話も テレビも 風呂もない ボロアパートに戻って 入院費の事で夫に詰め寄られたのを 忘れる事が出来ない。

看護婦である姑が夫に 「お前が嫁を甘やかすから つわりがひどくなる。 つわりは甘やかされてる証拠なのだ。 嫁を寝かせないで 布団を上げさせろ。 ついでに夫の布団も上げさせろ」 と言ったそうだ。

衰弱しきった体を夫に 何日も放置されていた(嫁の夫に仕える仕事が一切できない為 彼は実家の母の元に戻って会社に出勤していた。)

ある日 夫がヒョッコリ帰って来て・・
「電気もつけずに なんで寝てんだ!」
と いいつつ 裸電球をヒネッタ姿を今でも 鮮明に覚えている。

昼夜 体を起こす気力もないから 電気をつける事など できるハズがないのを彼は知らなかった・・・。

そして 今度は 布団を畳めと言う。
私は 何がなんだか わかない状態で 床を転げるようにしながら ノロノロしながら ヨウヤク布団をどうにか 畳んだ覚えがある。

その後の事は死んでも忘れられない。
その布団を 押し入れに入れろの命令には 衰弱しきり 完全脱水状態の体でできる筈がないのだ・・・。(今思えばそう思う・・・。)

でもその時は このままだと この夫に私は殺されると言う恐怖が 脳裏を走ったのだ・・・。

畳まれた布団に ボロ雑巾のように横たわっている 私に対して なぜ 押し入れにこれを持ち上げる事ができるのだろうか・・・。

でも ただ単に 看護婦である姑の言葉に 従う夫は 私の病状よりも 自分の尊敬する母親の言葉が絶対的であったらしい・・・。

今の今まで 自分はなぜ あんなひどい ツワリになったのだろう・・? と思うばかりであった・・・。 そして 昨日の Dr Phillの番組を観た時 30年前の出来事をアリアリと思い出し・・・ 全てに合点が行ったようだった・・・。

無知の為に殺される事になったり 堕胎の同意書にサインして刑務所に入るハメになるかもしれないと思うと 背筋の寒くなる思いだった・・・・。
  1. 2007/08/29(水) 08:59:56|
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男女差別 パート3

男女差別論から 私の結婚体験にかなり反映する物がある。

まず 私は日本男性を結婚をした。
つまり 男は偉い!
大黒柱!
男が戸主であり 男が収入を得 男がこの社会を司ると言うのが 日本社会の男社会を作り上げている。 

そして そんな男社会が 日本社会以外 つまり欧米の社会でも 昔は歴然と存在していた。

で それが 今でも ハッキリと日本社会には 男社会がある。
前の私のブログ(男女差別パート2)でも 詳細は述べてあると通り! これは現実としか言い様がない!

では 日本社会は 普通男の方が高い収入を得られると言う定義から 外れたとしよう!

つまり 男が収入をまともに得られなかった場合・・・。
それは かなり悲惨な事になる。
女が 妻が 母が どうにか せねばならない事になる。
そんな悲惨な ストーリーを私は腐るほど聞いた・・・。

3重苦の女が 大黒柱になれる程簡単な日本社会ではない。

欧米でも100年位前は(世界大戦前は) 日本とよく似た 男女の関係だったが 20世紀は 女性の参政権・ウーマンリブ運動・フェミニスト等等から 女性の位置が少しづつ変わって来たように思う。

女性のバス運転手や老女の店員等 女性が普通に男と同じく働いていた姿を欧米社会で始めて 見た時は 女は男と平等かも・・? と思った。

で 私が次に結婚したのが欧米の環境で生まれ 教育されて育った男。
大黒柱的男ではない。
まるで 友達? 仲間? 的・・・。
結婚は女にとって 永住就職ではないのは確かである・・・。

つまり 結婚イコール 女の一生の食い口が保証される訳ではない。

夫に収入がないなら 自分が稼ぐ。
それは 夫婦だから 助け合うもの。

家事に関しても どっちがするか・・? それは お互いが決めればいい。 
そして それをしたとしても それは ”女だからせねば・・・” と言う観念はそこにはない。

日本社会に育った私にすれば チョット不思議な感覚である。

でも 時々 私は 夢を見る。
収入の沢山ある夫・・・。
生活するに困らない そして 心配しなくてもいいくらいの高収入を得る夫に仕える妻の身分にあこがれる事もある・・・。

収入を気にしなくて言い訳だから 家事・育児に専念する!
妻の役目は 家を守り 家庭を暖かくする事が一番の仕事!
毎日 家中をピカピカに磨いて
毎晩のご馳走を料理して
沢山の子供が走り回っている家庭。
夫が帰れば 夫を仕事から癒して上げる妻の姿にあこがれる・・・。

それが出来る女は つまり そう言う女らしい生活を与えてくれる夫をゲットできる能力を持つ女なのかも・・?
それは それで そう言う能力を持つ女とも言える。

反対に それが出来なかった・・・。 
つまり そう言う夫をゲットできる能力のなかった女 つまり自分は それだけの魅力を持たない女であるのかも知れない・・・。
と時々思う・・・。

反面
中近東地区の男女の関係は 日本より もっと凄まじい 男女差別の社会である事に驚愕する・・・。

↓アメリカ人でイスラム教徒である夫と結婚して・・・彼は医者で高給取り。
アメリカの高級住宅地で何不自由なく暮らしていたその家族が夫の祖国に家族で旅行に行く。
http://en.wikipedia.org/wiki/Not_Without_My_Daughter

そして 妻の地獄はそこから始まる。
妻・子供は拉致・監禁の生活になるのだ。

アメリカ人妻は子供を連れて そこから脱走する話であるが
その壮絶ストーリーは 真実にあった話をベースに作られた物だ。

私は すでに かなり昔にこの映画を観たとは言え 沢山のシーンをアリアリと思い起こし その度に心が痛むくらい 強烈に印象に残っている。

女の男からの解放は そう簡単にはいかないのかも知れない・・・。
   
  1. 2007/08/10(金) 13:43:39|
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男女差別 パート2

私は 男女差別を思うと 色んな事が頭に浮かぶ・・・。

特に 結婚して 一番先に感じたのが… 男でないと まともが収入源を得る方法が少ない…。 と言う現実!

そして そのまともな収入源をゲットしにくいのは 日本社会であると言う事も経験!

女が 25歳を過ぎた時には ガクッと求人が減る。 ましてや 結婚したら ”だんなさんは働いていいと言ったんですか?” と言う オロカな質問をする日本人面接官のなんと! 多いことか・・?!

夫の意思で女の仕事を得る得ないの決定がなされるのが日本社会なのか?!
日本人の妻は100%自分の意志で仕事をしてはいけないのか?!

ましてや 女であり 妻であり 母である人間は すでに 3重苦を持っている代物 つまり 使えない! と言う考えが根強くある 日本社会!

昔 私が丁度 子供を抱えて 正社員で働いていた時… その いわゆる3重苦を抱えながら働いていた時・・・。

*3重苦の説明は↓

1苦…女イコール 給料が男より俄然少ない! 女の仕事は男の雑用をして 男の補佐をする。(よい学歴があったとしても 男社会では 女高学歴は煙たい存在でしかない。)

2苦…妻イコール 夫に仕えている女だから 家事一切を任させている イコール外に出て仕事なんぞしていたら 家事一切と夫の世話がおろそかになると言う定義しか 日本社会には 存在しない!

3苦…子供は24時間手がかかるし… 子供が病気・発熱した場合は どうするか?!全責任は妻 つまり母親にだけあり 男 つまり夫にはない!

保育園はすでに仕事を持っている母親の子供しか受け入れてくれない・・・ と言う事は これから 働こう 面接に行かねば! と思う女には 求職活動の為に子供を預かってくれる場所はない・・。

と言う事は 仕事を探す為の面接にも行けない・・・。 ないないづくしの環境である・・・。

無認可の 私立の保育園は莫大なお金を取り 3重苦の女にの収入より上回る事もシバシバ!

林真理子とアグネスちゃん論争
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/agunesu_text.html

この時期 ”林真理子アグネスちゃん論争では 色んな論争があり 火花を散らした!

で私は そこで 涙が出る程辛い思いをして 保育園に子供を置いて働きに出ていた身であった…。 なのに子連れで仕事をする母親アグネスちゃん そして それは 母親と子供にとってどんなに大切かをウタッタ…。

その大切さを百も承知の インテリ母達なのに・・・。

なのに・・・それが出来ない・・・。 

日本社会が 3重苦を世の母へ与えている現状! そのひどさを完全に無視した アグネスちゃんの白雉さに憤慨と憤りを感じた。 

反面!
結婚もしていない
子供も育てた事もない
独身貴族の身分で 論争の真実な結論を言い放った 林真理子氏を私は尊敬し それ以来 彼女の大ファンになってしまった!

結果 私が 唯一頼れたのは外資系企業。
私自身のスキルにより年俸査定をし、 
同時に 午後5時丁度で毎日退社(子供を保育園に出迎える為)と言う私から会社へ条件もネゴ可能と言うものしか 30年前の日本社会には存在しなかった…。

あれから 男女差別は少しは緩和されたのだろうか…?
  1. 2007/08/10(金) 12:29:36|
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