ニュージーランドでの生活

クライストチャーチ(南極に行く船が最後に給油する地、ニュージーランド)に永住。 日常を書く

私の女友達 1



彼女はイギリス人だが 8年ぐらい前に Kiwi Houseにやって来て以来 ニュージーランドにとりつかれて その後 ニュージーランドに永住してしまった。

お金がないから 一番安い部屋に泊まりたいと言ってきたが その時 女の子の泊まれる部屋は空いてなくて 男の子だけしか居ない2段ベッドの相部屋しかなかった。

軽く“私 男の子だけの部屋でOK” と言ったその彼女に 私はちょっとビックリ。 その頃はまだ 日本人客がほとんどで 欧米人の客は 少なく・・・ 欧米人だと言うだけでも・・ Kiwi Houseでは異端者だったのに 彼女は男の子専用部屋で 長期滞在を始めたから 又 ビックリ。

ある日 私が “彼氏はいないの〜〜?” って言う質問に 彼女は “いない!” と 私の質問を 突っぱねた。

顔もきれいだし 性格はちょっと ハチャメチャな所はあるが 人情もあるし 女としての魅力は十分ある。 なのに 彼女はそんなの居ないと言う。 そして  “実を言うと 彼氏と言う物を持った事がない・・・”

“う〜〜む・・・ま〜 そう言う人も世の中にはいるのかもね〜〜・・“ と そのまま 流し・・・。
そしたら 彼女が “私は 恋人はいるのよ” と言う。 

「え?! わからん・・・。 今 あんた 彼氏は いないって言ったじゃん!」
「言ったわよ、 私の恋人は女なの・・・」
「え!?」
「あ! もしかして・・・?」
「そ! それ・・」 と 彼女が言う。

う〜〜む・・・ 世の中には そう言う人は沢山いるし かなり普通になって来た時代・・・知人で そう言う人が 回りにけっこういる・・・ だが 自分の友人と言える範囲内には居なかった・・。だから そんな人が いるとなると・・・ ちょっとビックリしてしまう。

が・・・ そんなのは とうの昔の事で・・・。

私は その彼女の彼女(ややこしいな〜・・。)に何回か 会った事もある。 その彼女の恋人はオーストラリアに住んでいたけど・・ 時々 ニュージーランドにもやって来たし・・。

そうこうしている間に 彼女は そのオーストラリアにいる恋人に振られてしまうのである。 つまり 恋人が 他の女に浮気をして いや それが浮気ではなく 本気だと 言うのを 宣告されたのである。

彼女は嘆き悲しみ どん底にいる様子で 我が家に置いてあげたけど・・・ 私自身 男にだって そんな恋などした事の経験がないので その彼女の苦しみが 全然理解出来ない・・。

それに その彼女の恋人は どうも 私は虫が好かなかった・・・。 なぜといわれてもハッキリとは 言えないが・・・ だから 私はいつも 彼女に 「あの女は あんたには向かないから きれいサッパリ諦めろ」 と 言うのが 常だった。

彼女にとっては その恋人が 人生で始めての恋であり すべてが始めてで 付き合った年数や 付き合った思い出もハンパなく多かった。 だから もう 彼女にとって その恋人を失う イコール 彼女自身の人生をも 失ったような気持ちだったらしい・・・。

それから 彼女は 私の忠告にもめげず 縁りを戻すのに躍起になった。 恋人が浮気した相手に振られて 又 友人の彼女と縁りを戻そうと言う話をして来た時に なんと 彼女は 嬉しがって 縁りを戻そうとしていた。

しかし 彼女のニュージーランドの永住権目当て(この国は 結婚相手だけではなく 同性愛恋人も又 永住権を取得できるチャンスがある)、 彼女の不動産購入 彼女の収入の多い仕事 等 色々な彼女の成功の お零れにあずかろうとする 彼女の恋人の態度が 私には どうも気に食わなかった。

しかし 私のその忠告も無視されて その恋人はオーストラリアから またもや 私の友人に会いにやって来て 二人は一緒にホリデーを過ごした。 

が・・・ もう 元の二人には戻れなかったようだ・・・。 なんか ギクシャクして・・・ その後 彼女は本気で別れを決意して・・・ 今に至る。 彼女等の付き合いは 15年ぐらいにも 及んだようだ・・・。

今 私の友人の彼女は “男”がいいと 言う。 私は 普通の女よ! 最初から 私は普通の つまり “ストレート”の女だったのよ・・・ と 言う。

でも あの女が 私を たぶらかし・・ 惑わせ 苦しませ・・・ そして 棄てた・・・ それだけの事よ。

私は彼女に出会わなかったら 最初から “ストレート”で 最初から 全うな道を歩いていたハズだったのよ。 と しつこく 私に説明する 今日この頃・・・。

 
  1. 2010/05/26(水) 09:05:43|
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同じ女達なのに・・・


“便所”といわれていた女達。 日本の占領地には 長年慰安婦の居る宿が アジア各地にあり・・ そこでの女達の壮絶な人生を おくらされていた。 彼女等の生活を 垣間見る本を 読み漁っている昨今。

男達も大変な時期ではあったと思うが・・・ 女達も 又 身体的だけではなく 精神的にタダレ 狂い 死んでいった者も 相当数あったのを 活字から溢れる情報から 想像できる。 

そういった物を 読んでいると 今の自分の生活からワープして 呆然としてしまって 今の事に手がつけられなくなる事もよくある。

日本軍は アジアのほとんどの地域を占領し そこで 女は軍の所有物的扱いをされていた。 もちろん日本から送られた女達が レベル的に一番上で 位の高い者の相手をし 現地の女は 相当数の者の相手を 日夜させられていた。

そして 女達の中でも その地位の差は つけられていたと言う。

先日読んだのは マレーシアで 慰安婦宿をやっていた 宿主がとても人情深い女主人で 沢山の女達のカリスマ的存在だったらしい。 その人の墓を 発見した作家がいた。

ここ 数ヶ月に渡って 私の読む本は そんな女達の事ばかりを書いた物で・・・そんな女達が 日本人を含め 他のアジア人女達までも 私の中でとても 身近に感じてしまったりする。

私の宿は 世界中からやって来る若者が泊まる ホステルだが・・・ 私が日本人と言う事 スタッフもアジア人と言う事で どうしても アジア人 シングル・トラベラー達の 安宿として毎日沢山の若者が出入りしている。

今朝 私は 朝7時半に 一人の韓国人の女の子を 長距離バス停留所まで送って行った。 彼女はオーストラリアで今働いていて ニュージーランドには 一ヶ月のホリデーにやってきていると 快活に笑った。 

そして 私が唐辛子がダメだけど・・・ 私の韓国人の友人が 唐辛子抜きのキムチを 作ってくれた話をすると・・・・彼女曰く それは 正式に ホワイト・キムチとして存在する キムチの種類なのだそうな・・・。

でも 彼女は その ホワイト・キムチは 自分ではいただけないな〜〜 と 又 快活に笑った・・・。

私がドライビングの道を 何回も間違えて 謝ったら・・・時間はタップリあるから 大丈夫よ〜 と又 笑ってくれた。 

そして 彼女をたどり着いた 長距離バス停留所で降ろして “楽しい旅をね!” って言ったら “ありがとう!” と言って 優しい ハグをしてくれた。

壮絶な戦争に巻き込まれ 悲しみ 狂い 死んで行った 彼女等の事が 脳裏をかすめ その ハグの後 涙がこぼれそうになった・・・。

なんか この自分の子よりも若い 女の子が とても 幸せそうで とても元気そうで・・・ そして 日本人と 韓国人が こうやって 付き合える幸せな時間持てるのに なぜ あのむごたらしい戦争なんかが 起こったのだろう・・ と どうしても 腑に落ちない・・・。

同じ人間達の集合なのに・・・ 時代が違うとは言え・・なぜ こうも違うのだろう・・・。
  1. 2010/05/26(水) 07:57:47|
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